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報道関係各位2012年1月30日

セキュアブレイン gred セキュリティレポートVol.30【2011年12月分統計】

- 標的型(APT)攻撃の原理と対策 -

 株式会社セキュアブレイン(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 兼 CEO: 成田 明彦、以下「セキュアブレイン 」)はセキュアブレインが運用する、無料のウェブセキュリティサービス「gred(グレッド )でチェック」で収集した情報を基に 、「セキュアブレイン先端技術研究所」(以下 先端技術研究所)で分析を行い、その結果を「セキュアブレイン gred セキュリティレポート」として公表します。 「gredでチェック」 は、インターネットユーザがウェブサイトの安全確認を行うことができる、無料のウェブセキュリティサービスです。確認したいウェブサイトのURLを入力するだけで、セキュアブレインが独自に開発した解析エンジンが、 ブラックリストを使用せず短時間で解析し、そのウェブサイトの安全性を判定します。

本レポートに含まれる内容

1 gred セキュリティレポート概要

1.1「危険な可能性のあるウェブサイト」と判断されたウェブサイトの数(図表1.1.)
1.2「gred でチェック 」で検知した脅威の月別推移(脅威別)(図表1.2.)
1.3「gredでチェック」月別総利用数(図表 1.3.)
「gred でチェック」 のチェック結果に表示される脅威の説明

2 数値で見る「不正改ざんサイト」の内訳(図表2.1., 2.2.)

3  標的型(APT)攻撃の原理と対策 ~解説者 先端技術研究所 神薗 雅紀~

3.1 標的型攻撃の種類

3.2 標的型攻撃の原理と構造

3.3 ちょっとした作業で効果的な対策を!!

4 セキュアブレインがご提供するセキュリティソリューション

4.1 個人向けの対策

ブラウザ専用の詐欺対策ソフト「Internet SagiWall」 (インターネット・サギウォール)

閲覧しようとしているウェブサイトの安全性を無料でチェック

安い、軽い、安全、最新型ウイルス対策ソフト「gred アンチウイルス アクセラレータ Plus」

4.2 企業向けの対策

月々9,000円からご利用いただけるウェブサイト監視サービス「gred セキュリティサービス」


1 gred セキュリティレポート概要

●「危険な可能性のあるウェブサイト」と判断されたウェブサイトの数(図表1.1.)

report30_chart1.gif

●「gredでチェック」で検知した脅威の月別推移(脅威別)(図表1.2.)

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※2011年7月の統計から「ワンクリック不正請求」を「ワンクリック詐欺」としました。



●「gredでチェック」月別総利用数(図表1.3.)

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「gredでチェック」のチェック結果に表示される脅威の説明

表示される脅威の名称 説明
フィッシング詐欺 本物そっくりに、偽造されたウェブサイトです。ユーザのIDや、パスワード等の個人情報を不正に取得します 。
ワンクリック詐欺 ウェブサイト上のボタン等をクリックしただけで、契約が成立したように見せかけ、料金を不当に請求する詐欺を行っているウェブサイトです。
偽ソフトウェア(不正プログラム) 不当に料金を請求する、実際には機能しない、偽物のソフトウェアを配布しているウェブサイ トです。
不正攻撃サイト 他のコンピュータに攻撃を行うことを目的として作成されたウェブサイトです。
不正改ざんサイト 攻撃者によって、不正に改ざんされてしまった状態になっているウェブサイトです。
ウイルス(不正プログラム) ウイルスが仕掛けられているウェブサイトです。閲覧すると感染被害の恐れがあります。
ワーム(不正プログラム) 電子メールやネットワークを利用し自己増殖する、ワームが仕掛けられているウェブサイトです。閲覧すると感染被害の恐れがあります。
スパイウェア(不正プログラム) 個人情報等をコンピュータから盗む、スパイウェアが仕掛けられているウェブサイトです 。閲覧すると感染被害の恐れがあります。
その他のマルウェア(不正プログラム) ウイルス、ワーム、スパイウェア以外の不正プログラムが仕掛けられているウェブサイトです 。閲覧すると感染被害の恐れがあります。


2 数値で見る「不正改ざんサイト」の内訳(図表2.1., 2.2.)

(図表2.1.)

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(図表2.2.)

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3 標的型(APT)攻撃の原理と対策 ~解説者: 先端技術研究所 神薗 雅紀~

近年、標的型(APT)攻撃(以下 標的型攻撃)が猛威を振っています。特に防衛産業に関わる企業や官公庁が標的とされていますが、個人にとっても身近な脅威となってきました。ここでは標的型攻撃の原理と対策についてご紹介したいとおもいます。インシデントの内容を把握することはセキュリティ対策では重要です。攻撃の原理を理解した上で、効果的な対策を実施して頂けたら幸いです。



3.1 標的型攻撃の種類

標的型攻撃とは、サイバー攻撃の一種で、特定のターゲット(標的)に対して継続的な攻撃、または潜伏活動を行い、ソーシャルエンジニアリング等の様々な手法を駆使して情報搾取行為や妨害行為等を行う攻撃の総称です。標的型攻撃は多くの手法が確認されていますが、主にメールにマルウェアを添付し、ユーザに開かせることが第一ステップとなります。そして、添付されるマルウェアも様々なタイプが存在しますが、代表的なものにPDFタイプのマルウェアがあります。先に述べた防衛産業におきましても、内部の人間から送付されたように偽装したメールにPDFタイプのマルウェアが添付されていました。


3.2 標的型攻撃の原理と構造

ここでは標的型攻撃に利用されているPDFタイプのマルウェアの原理を紹介します。今回紹介する内容は、全てのマルウェアが当てはまるわけではありませんが、一般的に以下のような構造となっています。

●PDFタイプのマルウェアの構造
✔難読化されたJavaScript
✔不正なPEファイル(ファイルをダウンロードするダウンローダやボット)
✔不正なFlashファイル など



(図表3.1)

report30_chart6.gif


●暗号化されたJava Scriptが行っている処理

PDFタイプのマルウェアに含まれるJavaScriptの難読化を解除すると、多くは以下のような構造となっています。代表的なJavaScriptのフローと共にご説明いたします。

① 最初に、コンピュータの制御を奪うためのshellcodeを定義します。このshellcodeは、具体的にはPDF内に組み込まれたPEファイル(ボット)の実行や、バックドアなどを仕掛ける処理などが仕組まれています。
② 続いてユーザが利用しているAdobe Readerのバージョンをチェックします。これは、「③Adobe Readerのバージョンに沿った攻撃」を行うための事前調査となります。より多くのユーザに、そして感染の確率を高めるために実施されていると想定されます。
③ 最後にAdobe Readerのバージョンに沿った攻撃を実施します。①の処理で定義された、コンピュータの制御を奪うためのshellcodeが実行され、マルウェアに感染するという流れとなります。

(図表3.2)

report30_chart7.gif

③における攻撃部分は、非常に多くの手法が存在します。主に「JavaScript for Acrobat APIに定義されている脆弱性のあるAPIを利用する攻撃」や「heap spray攻撃」、そして「PDF内に組み込まれた脆弱性が存在するFlashファイルを実行する攻撃」等が挙げられます。最近のPDFマルウェアは、一つのマルウェアの中に4つから5つの脆弱性を利用するものが多くみられ、主に2004年~2011年の間に報告された脆弱性が頻繁に検出されています。



3.3 ちょっとした作業で効果的な対策を!!

「2. 標的型攻撃の原理と構造」でご説明したとおり、標的型攻撃の攻撃内容の中心はJavaScriptです。つまりJavaScriptが機能しなければ感染しないことが理解できます。

しかし、以下の点に関する疑問が発生します。
フォントの脆弱性やFlashの脆弱性を利用された場合は、JavaScriptは使われないのではないか?

確かに、かつてはJavaScriptを使用せず脆弱性を利用するものも報告されていました。しかし最近の脆弱性は、基本的にはJavaScriptと連携しています。また、フォントの脆弱性を利用するマルウェアも、その脆弱性を突くためにフォントを定義する必要がありますが、多くのマルウェアはフォントの定義処理にJavaScriptを使っています。
また、Flashの脆弱性を悪用した攻撃でも、JavaScriptが事前に設定した制御(shellcodeなどと呼ばれる)を実行するトリガのみである場合が多くみられます。つまり、Adobe ReaderのJavaScript機能をOFFにすることで、端末の制御までは奪われず、マルウェアの感染までは実施されないため、標的型攻撃の抑止に効果的であると言えます。


●Adobe ReaderのJavaScript機能をOFFにする方法を以下に示します。



report30_chart8.gif

report30_chart9.gif

また、マルウェアの多くは過去に報告された複数の脆弱性を利用して端末に感染を試みます。OSと同様、アプリケーションもパッチやアップデートが非常に重要です。


4 セキュアブレインがご提供するセキュリティソリューション

4.1 個人向けの対策

ブラウザ専用の詐欺対策ソフト「Internet SagiWall 」(インターネット・サギウォール)
従来のセキュ リティ対策ソフトでは検知することのできない「危険なウェブサイト」をブロックします。

[ブロックする悪質サイト]
・フィッシング詐欺サイト
・ワンクリック・ツークリック詐欺サイト
・ウイルス等不正プログラム配布サイト
・Gumblarなどによって改ざんされたウェブサイト
・偽ソフトウェア配布サイト

[機能詳細ページ] 
http://www.securebrain.co.jp/sagiwall/index.html

【ご購入はこちら】セキュアブレイン ショップ
http://www.securebrain.co.jp/shop/index.html

※本製品は、BBソフトサービス株式会社の製品です。

※Android端末に対応した、「Internet SagiWall for Android」が「ソフトバンクモバイル」および「Android Market」より提供され ています。
ソフトバンクモバイルのページ:http://mb.softbank.jp/mb/service/sagiwall/

Android Marketのページ:https://market.android.com/details?id=jp.co.bbss.android.security.sagiwall_softbank



閲覧しようとしているウェブサイトの安全性を無料でチェック

セキュアブレインでは、閲覧しようと しているウェブサイトの安全性を、ブラックリストを使わずに判断する、セキュリティサービス「gredでチェック」(http://www.gred.jp)を無料で提供しています。



安い 、軽い、安全、最新型ウイルス対策ソフト「gred アンチウイルス アクセラレータ Plus」
米国の研究機関による 、ウイルス検知テストで『100%』の実力
全世界で200万人が使用!
軽さと高い安全性を実現した最新型ウイルス対策です。


[ gred アンチウイルス アクセラレータ Plus の機能]
・圧縮ファイルのスキャン
・パッカーにより難読化されたファイルのスキャン
・CD、DVD 、USBメモリ経由の脅威をブロック
・電子メールスキャン
・ルートキットの検知と削除
・レジストリとファイルシステムの修復

[機能詳細ページ] 
http://www.gredavx.jp/plus/index.html

【ご購入はこちら 】セキュアブレインショップ
http://www.securebrain.co.jp/shop/index.html



4.2 企業向けの対策

月々9,000円からご利用いただけるウェブサイト監視サービス「gred セキュリティサービス」

企業のウェブサイトの管理者は、自社のウェブサイトの安全性を、自動で定期的に監視するソリューションが必要です。セキュアブレインで は、企業のウェブサイトが不正に改ざんされていないかを定期的に監視し、問題が発見された場合には、即座に管理者に通知する、SaaS 型セキュリティサービス「gredセキュリティサービス」をご提供しています。

■「gredセキュリティサービス」無償トライアルお申込みURL
http://www.securebrain.co.jp/products/gred/trial.html

■「gredセキュリティサービス」の機能詳細説明URL
http://www.securebrain.co.jp/products/gred/function.html



以上

PDFアイコン ニュースリリース 印刷用 (PDF 316KB)


セキュアブレインについて

株式会社セキュアブレインは、インターネット上の脅威が多様化する中、「より快適で安心できるネットワーク社会を 実現するために、一歩進んだ技術で貢献する」というビジョンのもと、信頼性の高いセキュリティ情報と高品質なセキュリティ製品・ サービスを提供する日本発のセキュリティの専門企業です。詳細は、www.securebrain.co.jp をご覧ください。

本件に関する報道関係者さまからのお問い合わせ先


株式会社セキュアブレイン 広報担当:丸山 芳生(まるやま よしお)

info@securebrain.co.jp
電話:03-3234-3001 、FAX:03-3234-3002   〒102-0083 東京都千代田区麹町2-6-7麹町RKビル 4F


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