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GREDネット詐欺レポート(2023年8月)

GREDネット詐欺レポート(2023年8月)

セキュアブレインが運用する、無料のウェブセキュリティサービス「gred(グレッド)でチェック(http://check.gred.jp/)」で収集した情報を分析し、「GREDネット詐欺レポート」としてまとめています。 「gredでチェック」は、インターネットユーザがウェブサイトの安全確認を行うことができる、無料のウェブセキュリティサービスです。確認したいウェブサイトのURLを入力するだけで、セキュアブレインが独自に開発した解析エンジンが短時間で解析し、そのウェブサイトが「安全(Safe)」か「危険(Danger)」を判断します。

gredでチェックが検知する悪質サイト

悪質サイトのカテゴリ
説明
フィッシング本物にそっくりな偽造Webサイトやあたかも普通の商品販売サイトに見えるサイトです。ユーザのIDやパスワードなどの個人情報やクレジットカード情報などを不正に取得します。
ワンクリック詐欺サイト上のボタン等をクリックしただけで、契約が成立したように見せかけて、料金を請求する問題のあるWebサイト。
ボーガスウェア偽ソフトウェア 実際には機能しない、偽物のソフトウェア(ボーガスウェア)を配布して、料金を請求しようとする問題のあるWebサイト。
不正改ざんサイトサイトの脆弱性を突かれ、改ざんなどの攻撃をされてしまった状態になっているサイト。
不正攻撃サイト他のコンピュータに存在する脆弱性を突いて、攻撃を行う事を目的として作成された不正サイト。
その他のマルウェアウイルス、ワーム、スパイウェア以外の不正プログラムです。
GoogleブラックリストGoogleのSafe Browsing API によってコンテンツが悪質の可能性(フィッシング)があると判定されたサイト。

gredでチェックが検知した悪質URLのカテゴリと検知数(2023年8月)

悪質サイトのカテゴリ検知数
フィッシング4344
ワンクリック詐欺509
ボーカスウェア80
不正改ざんサイト2
不正攻撃サイト115
その他のマルウェア101
Googleブラックリスト223
合計5374

3か月間の推移

悪質URL3か月の推移

総評

「gredでチェック」の検知数は先月に比べて増加しています。ここ2ヶ月前月比110%~120%で増えていてその増加は顕著です。ただし、先月に続いて特に目新しいブランドは出てきていません。偽物販売のサイトの増加は著しいものがあり、今後も増えていくものと思われます。

この数か月数多く確認されている悪質サイトにサポート詐欺サイトが挙げられます。以前から存在していましたが、最近特に多く見られます。突然、ブラウザが最大表示となりビープ音や警告メッセージが読み上げられ、様々なウイルスに感染したことを告げるウィンドウ画面が多重に表示されます。PCを閉じずに表示されている連絡先に電話して指示を受けるように求められ、そこでの会話の中で個人情報などの詐取や、金銭の送金などが行われます。このような画面が表示された場合は指示に従わず、速やかに画面を閉じます。このようなサポート詐欺サイトはほとんどがアダルトサイトからリンクされています(一部、模倣されたサイトからもリンク)ので、注意が必要です。

サポート詐欺サイト

サポート詐欺サイト