PhishWall利用サポート
法人向け製品サポート
パートナー様向けログイン

GREDネット詐欺レポート(2021年11月)

GREDネット詐欺レポート(2021年11月)

セキュアブレインが運用する、無料のウェブセキュリティサービス「gred(グレッド)でチェック(http://check.gred.jp/)」で収集した情報を分析し、「GRED ネット詐欺ポート」としてまとめました。 「gred でチェック」は、インターネットユーザがウェブサイトの安全確認を行うことができる、無料のウェブセキュリティサービスです。確認したいウェブサイトのURL を入力するだけで、セキュアブレインが独自に開発した解析エンジンが短時間で解析し、そのウェブサイトが「安全(Safe)」か「危険(Danger)」を判断します。

gredでチェックが検知する悪質サイト


悪質サイトのカテゴリ
説明
フィッシング本物にそっくりな偽造Webサイトやあたかも普通の商品販売サイトに見えるサイトです。ユーザのIDやパスワードなどの個人情報やクレジットカード情報などを不正に取得します。
ワンクリック詐欺サイト上のボタン等をクリックしただけで、契約が成立したように見せかけて、料金を請求する問題のあるWebサイト。
ボーガスウェア偽ソフトウェア 実際には機能しない、偽物のソフトウェア(ボーガスウェア)を配布して、料金を請求しようとする問題のあるWebサイト。
不正改ざんサイトサイトの脆弱性を突かれ、改ざんなどの攻撃をされてしまった状態になっているサイト。
不正攻撃サイト他のコンピュータに存在する脆弱性を突いて、攻撃を行う事を目的として作成された不正サイト。
その他のマルウェアウイルス、ワーム、スパイウェア以外の不正プログラムです。
GoogleブラックリストGoogleのSafe Browsing API によってコンテンツが悪質の可能性(フィッシング)があると判定されたサイト。

gredでチェックが検知した悪質URLのカテゴリと検知数(2021年11月)

悪質サイトのカテゴリ
検知数
フィッシング
2278
ワンクリック詐欺
197
ボーカスウェア
30
不正改ざんサイト
11
不正攻撃サイト
55
その他のマルウェア
17
Googleブラックリスト
86
合計
2674

3か月間の推移


悪質URL3か月の推移


総評


全体としては引き続き通販系、銀行・金融系のフィッシングサイトが多く確認されていますが、新たな分野のフィッシングサイトも出現しています。

その一例として生命保険のフィッシングサイトが確認されました。この分野でのフィッシングサイトが今後も作られていく可能性があります。

Amazonはこれまでと変わらず多く、また、ETC利用照会サービス、WEBメールのフィッシングサイトも引き続き活発です。

電子マネーカードのフィッシングサイトは以前から存在していましたが、より本物に似せたつくりとなってきているので注意が必要です。また、大手サイトだけでなく個別店舗のサイトもターゲットとなっている事例が見つかっています。

攻撃方法として、JavaScriptの読み込みによって改ざんする攻撃が数、分野ともに増えている傾向がみられます。