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従来のインターネット上の脅威は、コンピュータ機器やネットワークシステムを攻撃対象にしており、インターネット利用者が直接、金銭的被害を受けることはほとんどありませんでした。しかし、ワンクリック詐欺では「個人」を攻撃対象に、騙しと脅しのテクニックを駆使してあなたにお金を不当に振り込ませようとします。 |
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ワンクリック詐欺では、ホームページ中のサンプル画像やリンクを1回クリックしただけで契約が正当に成立したかのような画面を表示し、料金を請求してきます。そこから「ワンクリック詐欺」という呼び名が付きました。
最近では、画像をクリックすると一旦確認画面を表示し、注意事項の中に紛れ込むように料金を明示しておいて同意ボタンをクリックさせ、料金請求画面を表示する手口も増えています。この場合は、料金請求画面の表示までに利用者がクリックを2回することから、ツークリック詐欺と呼ばれることもあります。 |
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| 【典型的なワンクリック詐欺の例】 |
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すると突然、料金請求の画面が出てきたのです。
そこには、Aさんの個人情報として、IPアドレスやリモートホストアドレス、利用しているプロバイダ名などが記載されており、びっくりしたAさんは怖くなって指定された口座にお金を振り込んでしまいました。 |
| ある日、Aさんはふらふらとあっちこっちのホームページを閲覧していました。なにやら綺麗な女の人の画像があったので、その画像をクリックしました。 |
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ワンクリック詐欺を仕掛けているホームページの中の画面やリンクをクリックすると、紛れるように利用料金を明示した確認画面を表示するものがあります。
利用者に「よく読めばちゃんと書いてあったんだ。これは自分の落ち度かもしれない。」と思わせる仕掛けです。 |
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| パソコン内から個人情報を収集しているように見える動画(アニメーションGIFやFlash)を表示し、利用者に「個人情報を知られてしまった」という恐怖感を抱かせます。 |
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| 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)に寄せられた2006年5月の相談のうち約25%は「ワンクリック詐欺」に関するものでした。下のグラフのように去年(2005年)の秋口からワンクリック詐欺に関する相談は急激に増加し、現在も高い水準で推移しています。 |
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ネットワークやソフトウェアに精通した人物が関与している例が多くみられます。
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| [例1] 「ワンクリック詐欺」で児童ポルノサイト業者を逮捕 |
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大阪府警は、2006年6月、インターネットの児童ポルノ画像をクリックした閲覧者に入会手続きをしたように思い込ませ金を騙し取ったとして、大阪市のネットサービス会社の社長の男(42)と従業員ら計6人を詐欺と児童買春・児童ポルノ禁止法違反(公然陳列)の疑いで逮捕した。容疑者らは2004年12月~2006年3月まで延べ67の同種サイトを運営。サイトの広告メールを無差別に送信して閲覧者を勧誘し、サイトの画像をクリックすると「入会完了」などと書かれたページを表示させ、全国約2600人から合計約7500万円を関連口座に振り込ませていた。 |
[例2] 「ワンクリック詐欺」に実刑判決 |
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奈良地裁は、2006年4月、アダルトサイトを利用した「ワンクリック詐欺」で金を騙し取ったとして、詐欺や組織犯罪処罰法違反などの罪に問われた奈良市の元会社役員の男(21)に懲役2年罰金100万円を言い渡した。男は那覇市などの6人から合計約65万円を詐取し、さらに同様の手口で合計約3100万円を他人名義の口座に振り込ませた。 |
[例3] 「ワンクリック詐欺」で現金を騙し取ったとして、ネット著述業の男らを逮捕 |
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岩手県警は、2005年11月、東京都中野区の著述業の男(35)ら5人を、神奈川県内の女性にメールを送信してワンクリック詐欺をはたらいた疑いで逮捕。余罪は全国で約450件、被害額は合計約2800万円にのぼるとみられている。男らは携帯電話会社を装い、メールの信憑性を高めて偽サイトへの接続率を高めていた。 |
[例4] 「ワンクリック詐欺」サイトを開発したソフト開発業者を逮捕 |
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京都府警ハイテク犯罪対策室などは、2005年7月、アダルトサイトの画面を一度クリックしただけで入会の契約をしたと思わせ金を騙し取る「ワンクリック詐欺」の疑いで、サイトのソフトを開発した高松市のコンピュータソフト開発会社の経営者の男(38)ら2人を逮捕。サイトを運営していた岡山県倉敷市の会社社長(34)ら6人も風営法違反容疑で逮捕、また詐欺容疑でも再逮捕の方針。容疑者らは1日数万通のメールを不特定多数のインターネット利用者に送信し、30都道府県の約1000人から合計約5000万円を振り込ませていた疑い。 |
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